肌悩みの原因は、間違ったクレンジング&洗顔法にあった!!

ていねいなクレンジングほど肌をいためる

 

スキンケアの基本は、肌の汚れを落とすことだといわれています。
メイクをして、一日過ごしたあと、時間をかけてクレンジングして、さらに洗顔料で洗うのが一般的です、じつはこのプロセスのなかで、もっとも肌に負担をかけているのが
クレンジングです。
 メイクアップは、いわば油性の汚れです。この人工的な汚れを落としやすくするためのメイク落としは、皮脂などの自然な汚れを落とす石けんや洗顔料よりも強い洗浄力をもっています。そのぶん肌への負担は当然大きく、また、時間をかけてこするほど、強いダメージを与えることになってしまうのです。

クレンジのし過ぎが敏感肌を作る

「見せかけ敏感肌」 その原因はクレンジングにあった
 

健康な肌は、表面にある角質層で外部の刺激から守られています。

これをバリア機能といいますが、角質層が薄かったり弱かったりしてバリア機能が低下した状態を、敏感肌といいます。
 敏感肌には、生まれつきのものと、間違ったスキンケアなどで自分でつくってしまうものがあります。
 後者の敏感肌タイプは、いわゆる「見せかけ敏感肌」。とくに、肌への負担が大きいクレンジング剤を使って角質層をいためているケースがとてもめだちます。

 誤ったクレンジング法をしている人は、まずクレンジングを見直すことからはじめましょう。

こんなクレンジング&洗顔はやってはいけない
×マスカラや口紅は専用リムーバーで落とす
NGの理由
ポイントリムーバーは刺激がとても強い。こすりすぎるとシワの原因にも

×クレンジングしながら念入りにマッサージ
NGの理由
メイク落としは肌に負担がかかるものなので、ふれる時間が長いほど肌がいたむ

×肌にやさしい洗顔料でうるおいをキープ
NGの理由
しっとりタイプの洗顔料は肌に油膜を残すため、化粧水などが浸透しにくくなる

×メイクも汚れもこれ1本で!
NGの理由
洗浄力が強いぶん、肌をいためる成分も多い。とくにシートタイプは摩擦刺激で肌がいたむ

クレンジングはクリームタイプがお勧めです

よく落ちるメイク落としには界面活性剤がいっぱい!
 

メイク落としにはいろいろな種類がありますが、共通して含まれているのが、界面活性剤です。肌に悪いイメージのある界面活性剤ですが、油性の汚れを落とすためには欠かせない成分。メイク落としは、界面活性剤の量や質によって、肌への負担がまるで違ってきます。ですから、その日のメイクの濃さに合わせて上手に使いわけましょう。
 比較的肌にやさしいのは、洗い流すクリームタイプ、次に乳化ジェル(透明でなく白いもの)です。

反対にもっとも肌をいためるのは、シート状などのふきとりタイプのものと、オイルタイプです。

タイプ別・メイク落としの特徴を知ろう

ジェル
リキッドに近いものは界面活性剤が多く、刺激大。クリームのような乳白色タイプならOK

ミルク
肌への負担は少ないものの、水分が多いので、肝心のクレンジング効果はいまひとつ

オイル
強力な界面活性剤でもっともよく落ちるが、肌ダメージもかなり大きい。とくにメイクの濃い日だけに

クリーム
適度な油分を含み、肌へのやさしさと洗浄力のバランスが○(ただしメーカーに
よって多少バラつきはある)

 

メイクタイプで選ぶ、ベストなメイク落とし

薄づきメイク
ミルクorクリームタイプ+固形石けん

そこそこナチュラルメイク
クリームタイプ+固形石けん

隙なしばっちりメイク
オイルタイプ+固形石けん

60秒以内が目標!肌にやさしいスピードクレンジング

クレンジングは1分以内でささっとすばやく落とす! 

 クレンジングには時間をかけて、メイクをしっかり落とさなければならないと思われがちですが、それは間違い。界面活性剤が肌にふれている時間が長くなれば、肌へのダメージも大きくなりますから、できるだけ手早くすませることが大切です。
1分以内のクレンジんを心がけましょう

 まずは、乾いた肌にメイク落としを指でなじませます。皮膚の丈夫なTゾーンからのばしはじめ、次にUゾーン、最後にいちばん皮膚が薄い目もと口もとにのばします。
 全体になじませたらぬるま湯で流します。クレンジングにかける時間は、40〜60秒くらいが理想です。
念入りにこすっても、シミ、シワが増えるだけ ぬるま湯で流したあとの肌を見る
と、メイクが少し残っていることもあります。でも、ここでクレンジングをやり直したりしてはいけません。
 クレンジングは、メイクを浮かせて落としやすくするためのもの。残ったメイクは、このあと洗顔料で落とせます。すべて落とそうとしてゴシゴシこすると、肌の角質層がいたんで肌荒れの原因になり、シミやシワなどの肌老化を早めることになります。

クレンジングでは、汚れが6割程度落ちていれば十分なのです。
 ポイントメイクが肌に残るのも気になるものですが、アイラインやマスカラが多少肌に残ったとしても、肌に浸透することはありません。

正しいクレンジ法

正しいクレンジング法を伝授します

1:Tゾーンを落とす
ゴルフボール1個分くらいを
指にとり、額〜鼻にのせて、
指の腹でなじませる

2:Uゾーンを落とす
頬〜あごにかけてメイク落と
しをのばし、指の腹でやさし
くなじませる

3:目もと、口もとを落とす
目もと、口もとにメイク落と
しをのばし、やさしく手早くなじませる
    ↓

ぬるま湯でささっと流し、60秒で完了!

 

落ちにくいマスカラや口紅にはオリーブオイル
 ポイントリムーバーは刺激が強いもの。落ちにくいマスカラや口紅は、薬局で市販されているオリーブオイルで落とします。クレンジングの前に、オリーブオイルを
含ませたコットンを目もと、口もとにのせておき、メイクが浮いて
きたらやさしくふきとりましょう。
目もと、口もとにのせて1分!

洗顔は固形石鹸を良く泡だてて

正しい洗顔料選びは界面活性剤が少ない固形石けんで
 

 洗顔料には、ジェル、リキッド、パウダー、フォーム、固形石けんなど、いろいろなスタイルがあります。
また、美白や保湿などの成分が加えられているものもありますが、洗顔料の目的は肌の汚れをしっかり落とすことです。美白や保湿などの成分は、すすげば流れてしまうので、洗顔料にこれらの成分が入っていても、あまり意味はありません。
 洗顔料としておすすめなのは、シンプルな固形石けんです。洗浄力にすぐれ、肌に負担がかかりにくいうえ、余分なものも残しません。
 オイリー肌なら浴用石けん、皮脂が少なめのノーマル〜ドライ肌の人は、洗顔石けんを選ぶとよいでしょう。

 

 

泡立てネットは必要か?
 洗顔料は、肌によくなじませ、こすりすぎないことが大切です。
このときに指と顔の間のクッションになってくれるのが泡です。
 そのため、ある程度しっかり泡を立てることが大切ですが、5分も10分もかけて必死で泡立てる必要はありません。
 泡立てネットも数多く市販されていますが、手で泡立てれば十分でしょう。

洗顔料のこんなうたい文句に注意

洗顔は石鹸でOK でも石けんにもいろいろあります


肌にやさしいイメージのものは洗浄力が弱いので注意。洗ったあとに少しつっぱるくらいがベスト

 

こんな石鹸は要注意

こんなうたい文句に注意!
keyword
1「洗いあがりしっとり」
 洗顔フォームに多いうたい文句ですが、しっとりするのは油分が含まれているため。
 肌に油膜が残るので、洗顔後のスキンケアに悪影響を及ぼします。

keyword
2「美白成分配合」
 ビタミンCなどの水溶性の美白成分は、すすげば排水口に流れてしまうだけ。保湿成分のヒアルロン酸やセラミドも同じです。洗顔料に美白や保湿効果を期待しないこと。

keyword
3「植物性」
 ナチュラルで肌にやさしいイメージですが、天然の原料より合成成分の方が肌にはやさしい。天然のものは成分が複雑で不安定なので、アレルギーの原因になることも。

keyword
4「肌と同じ弱酸性」
 弱酸性が肌にやさしいというのは、あくまでもイメージ。洗顔料が弱酸性でも、中性の水道水で流した直後の肌は中性なので、植物性の洗顔料で洗っても意味はありません。

朝と夜にしっかり洗顔しましょう

洗い上がりが「きゅきゅっ」となるくらいがいいのです

「洗顔で皮脂をとりすぎると、乾燥やシワの原因になる」という説があります。そのため、「朝はお湯で流すだけで十分」とか、「しっとり系の洗顔料のほうがよい」と考える人が多いようです。

でも、これは誤り。こうした洗顔法では、肌に皮脂が残ってニキビができたり、酸化した古い皮脂が肌の老化を進めてしまうことになるからです。
 肌に皮脂が残ったままだと、その後につける化粧水などの成分も浸透しにくくなります。メイク汚れのない朝でも、眠っている間に皮脂は分泌されています。乾燥肌の人も、朝晩の洗顔は洗顔料を使ってきちんと汚れを落としましょう。

洗いあがりのめやすは、「さわるとキュキュッ」となるくらいです
 

 洗顔の基本は、汚れを泡で包みこんで落とすことです。洗顔料は、肌にのせただけで汚れを落としますから、こすりすぎると肌をいためます。
また長時間肌の上にのせていると、やはり肌へのダメージになります。
 そこで重要なのが、洗う順番。皮脂量が多いTゾーンからはじめ、Uゾーン、皮膚が弱い目もと、口もとの順に泡をなじませ、ぬるま湯でていねいに流します。指でさわって、キュッというくらいの洗いあがりなら、しっかり洗えています。朝と夜、
季節、メイクの濃さなどに合わせて洗顔料を使いわけるのもよいでしょう。皮脂量や汚れが多いときは、洗浄力が強めの石けんを使います。

洗顔の基本手順

基本の美肌洗顔法


 

1:石けんをよく泡立てる
  まず手をよく洗い、顔をぬるま湯で少しぬらしてから、手のひらで石けんをよく泡 立てる
    ↓


2:T→Uゾーンの順に洗う

 

step1:額
いちばん皮脂が多い順から泡をのせる

 

step2:鼻
くるくると泡をなじませながら鼻にのばす

 

step3:頬〜あご

面積の広いUゾーンはこすりすぎないように

 

step:4
目もと、口もと皮膚が薄いので、泡で包むようにやさしく
   ↓

3:ぬるま湯でよーく流す 

 熱いお湯は刺激が強く、肌をいためることに。人肌くらいのぬるま湯で、生え際などに泡が残らないようにていねいに流す
   ↓

 


4:残った皮脂は2度洗い

 洗い流したあとの指の感触でチェックして、皮脂や汚れが残っていたら、部分的に2度洗い、すすぎ残しにも注意

スキンケアはクレンジング・石鹸・化粧水・美容液だけ

洗顔後のケアは化粧水、美容液の2本でOK
 

スキンケアに最低限必要なアイテムは、汚れや皮脂を落とすためのメイク落としと洗顔料、肌にうるおいを補うための化粧水と美容液、この4つです。
 以前は、洗顔後のケアには、化粧水で水分を補給し、乳液やクリームの油分でフタをする、という考えかたが主流でした。
 しかし今では、肌のうるおいを守るのに必要なのは水分ではなく、セラミドなど、水分と結合する保湿成分だということがわかっています。
 洗顔後は、化粧水と、保湿成分の入った美容液をつける。これがどんな肌質にも共通の、シンプルで有効なスキンケアなのです。

 

乳液は不要!クリームは40歳から

 乳液やクリームは、油分と水分を混ぜたものです。しかし肌は、皮脂という天然の油分を分泌していますから、化粧品で油分を補う必要はありません。
 30代までは、目もと、口もとの乾燥が気になるときだけ使えば十分。40代になり、皮脂の分泌が減ってきたら、美容液のあとにUゾーンにクリームをのせてもよいでしょう。
皮脂量が十分なうちは、乳液をつけてもテカるだけです

化粧品は同じメーカーでそろえたほうがいい?

スキンケアライン

 

1メイク落とし
メイクをした日は必ずクレンジングを。クリームタイプがおすすめ

2洗顔石けん
汚れや皮脂がすっきり落ちるものを。汚れのタイプで使いわけてもOK


3化粧水
ビタミンC誘導体配合のものを選ぶのが、いちばんのポイント

 

4美容液
保湿成分のセラミドやヒアルロン酸が含まれた、保湿力の高いものを

 落とすスキンケアで流れたうるおい成分を、ここで補給!

 

ラインつかいは不要!それぞれ効果の高いアイテムを

 化粧品は、同じブランド、同じラインでそろえると効きめがアップするとか、バラバラで使うとよくないなどという話を聞きます。
 しかし、化粧品には薬のような強い作用はありませんし、さまざまなアイテムを組み合わせて使うことを前提としているので、相互作用でトラブルがおこることはありません。
メイク落としから美容液まで、それぞれに効果がある、肌に合うと感じるものを選ぶのがいちばんです。
 ブランドにこだわってラインでそろえると、化粧品選びの視野がせまくなる、かぶれなどのトラブルがおきたときに原因がつきとめにくいなどのデメリットがあります。

ビタミンC誘導体入り化粧水を選ぼう

正しい化粧水の選びかた

保湿効果に過度の期待は禁物
 

肌のうるおいの決め手は水分。だから化粧水はぜったいに欠かせない、という考えは根強いようです。
 しかし、これは間違い。肌の水分のもとになるのは、体の奥からたえず上がってくる水分であり、外からの水分がそのまま肌の水分になるわけではありません。外からの水分は時間がたてば蒸発しますし、蒸発と同時に水分を奪うこともあります。
 化粧水は使用感がよいので、つけた直後は「うるおった気分」になり
ますが、過度の期待は禁物。
 ただし、ビタミンC誘導体のように、化粧水に入れると安定性のよい成分を含むものなら、保湿以外の効果が期待できるのでおすすめです。

 

化粧水からの水分は、肌のうるおいにはならない
外から与えた水分は、一時的に角質層の途中まで入るが、その後は蒸発 角質細胞 セラミドなどの角質細胞間脂質その成分が肌内部のうるおいをキープ!

化粧品の有効成分をチェックしよう

有効成分がはっきりした化粧品を選ぼう
 

 化粧水選びのポイントは、どんな有効成分が入っているか、保湿成分や美白成分、アンチエイジングに効く抗酸化成分などがあります。
 美白化粧品に含まれる各種成分もおすすめですが、あらゆる肌悩みに対応できるのはビタミンC誘導体です。

成分表示をチェック
水、DPG、グリセリン、リン酸パルミチン酸、アスコルビル3Na、ヒアルロン酸Na、フェノキシエタノール 

 

Aアンチエイジング効果の高いビタミンC誘導体
〈効果・選びかた>
抗酸化作用のあるビタミンCを浸透しやすくしたもの。シミ、シワのほか、毛穴のたるみやニキビを防ぐ。いくつか種類があるが、
「リン酸パルミチン酸型(APPS)」がもっとも効果が高い
<表示成分名>
リン酸パルミチン酸アスコルビル 3Na(APPS、またはアプレシエ)リン酸アスコルビルMg(APM) テトラヘキシルデカン酸 アスコルビル(VCIP)など

 

Bシミやそばかすを防ぐ
各種美白成分
ビタミンC (アスコルビン酸)カモミラET 甘草エキス(*) リノール酸S トラネキサム酸 エラグ酸 t-シクロアミノ酸誘導体
ルシノール プラセンタエキス ハイドロキノン(*)など

 

C肌にうるおいを与える
保湿成分
セラミド コラーゲン ヒアルロン酸 天然保湿因子(NMF) など
(*)以外はすべて、医薬部外品指定成分

美容液はセラミド

保湿に必要なのは セラミド
 健康な肌は、肌表面の角質層に約30%の水分を含んでいます。この水分量が30%より少なくなった状態が、乾燥肌です。
さらに10%以下になると、肌がとても敏感になります。
 肌の水分量を左右するのは、セラミドという物質。脂質の一種ですが、水とも結合できるすぐれた性質があり、肌内部に水分をとじこめる働きをしています。ただしその量は年齢とともに減っていくため、セラミド入り美容液で補う必要があります。
 セラミドには及びませんが、左ページのようなヒアルロン酸などの成分にも保湿効果があります。美容液を買うときは、これらの成分が入っているかをチェックしましょう。

 

セラミド入り美容液がおすすめ
 美容液は、スキンケアのメインとなる重要なアイテム。セラミドなどの保湿成分を含むものを、基本の1本として用意します。
 肌に合う1本が見つかったら、むやみに買い替えてはダメ。シーズンごとに替える必要もありません。
 シミ・シワの予防など、さまざまな効果をうたった美容液がありますが、1本で保湿も美白もシワ対策も、というのはむずかしいもの。
保湿以外の作用を期待するなら、有効成分がしっかり入ったものを、もう1本別に用意しましょう。
 2本の美容液を使うときには、さらっとしたものを先に、コクのあるものをあとに塗るのがポイントです。

保湿成分とは

1 セラミド
もっとも保湿力の高い成分
水分を強力にはさみこみ、逃さない
「セラミド1」「セラミド2」「セラミド3」のいずれかの表示があるものを選ぶ

2 セラミド類似物質
肌内部の脂質などで、セラミドと同様に水分をはさみこむ
セラミドより保湿力は弱い
〈表示成分名>
スフィンゴリピッド(スフィンゴ酸/スフィンゴ脂質) ステアリン酸コレステロール 大豆レシチン など

3 ヒアルロン酸
・真皮にあるゼリー状の成分
・水分を抱えこむ性質で、200〜600倍の水分を蓄えられる
・アレルギーをおこしにくい
・セラミドより価格が安い
・ボディやハンドケアにも使われる

4 コラーゲン
・真皮にある成分だが、塗っても真皮には吸収されない
・水分を抱えこむ性質がある
・外から塗ると、保湿成分として有効
・セラミドより価格が安い   

5 エラスチン
・水を抱えこむ性質がある
・真皮にもともとある線維成分
・セラミドより価格が安い
天然保湿因子(NMF)やプラセンタも保湿に役立つ

ぱたぱた化粧水を叩き込んでいる人がいます

化粧水・美容液は叩き込んでもだめですよ

 

 洗顔後は、化粧水、美容液を顔全体につけます。
 化粧水はたっぷりつけるもの、と誤解している人も多いのですが、化粧水の水分は保湿にはつながりません。ぜいたくに使いたいのは、むしろ美容液。美容液は最低でも10円玉大くらい、乾燥が気になるときはその2〜3倍はつけます。
 つけかたやつける順番は、化粧水も美容液も同じです。
 面積の広い頬や額は手のひらや指の腹で押さえるように、デリケートで細かい目もとや口もとは指先でやさしくなじませます。
こすったり、たたきこむのは肌を傷つけるだけ。やさしく手早くつけましょう。

 

「肌にやさしいコットン」のウソ
 化粧水は、手にとってつけるのが基本です。スキンケア用にいろいろなコットンが市販されていますが、コットンを使うと、繊維が刺激になって、肌に小さな傷がつきます。
「肌にやさしい」とうたった製品でも、刺激を与えてしまうことは避けられません。パッティングも、赤ら顔やシミの原因になるのでやめましょう。

化粧水・美容液の付け方の王道を教えます

化粧水&美容液の正しいつけかた

step1化粧水
Uゾーン→Tゾーンの順に手のひらで
手のひらに出して両手に広げ、まずは両頬に、手のひらで包みこむようになじませる。中指と薬指で目もと、口もとを押さえるようにつけていき、残った分を頬に

×コットンは肌をいためるだけ!ふきとりタイプの化粧水もNG
   ↓
乾くのを待たず、すぐ次へ!

 

step2美容液
内側から外側へ、たっぷりと手のひらに広げ、両頬から押さえるようになじませる。薬指に美容液を少し足して、中指、薬指で円を描く
ように目もと、口もとをマサージ。残りを額につける
さくらんぼ1〜3個分がめやす。テカる人は、朝は少なめでもOK

 

 

+αのスペシャルケア。
クリーム、パック、マスクの選びかた
目的をはっきり決めてケア剤を選ぶ
 部分的なカサつきが気になる、肌が乾いてメイクのノリが悪いなどのトラブルがあるときは、美容液を見直したうえで、目的に合わせたスペシャルケアをプラスするのもよいでしょう。
 目もとや口もとの乾燥が気になるときは、スペシャルケアとして油分を与えるクリームを用意。ポイント用でも、顔全体に使うタイプでも、どちらでもかまいません。
 最近は、ジェルのように軽い使用感のクリームもありますが、コクのあるタイプのほうが効果的です。
 ただし、シミやシワなどの乾燥以外の肌悩みには、保湿用クリームを塗っても意味はありません。  
 それぞれの肌悩みに効く有効成分が入ったケア剤を選びましょう。

このスキンケア ほんとはどうなの?

目的別・おすすめのスペシャルケア剤

40代以上の保湿
皮脂の分泌が減り、ツヤがなくなってきたと感じたら、油分を補うためのクリームを。美容液のあとに、Uゾーン、Tゾーンの順になじませて目もと・口もとの保湿
顔全体用のクリームのほか、目もと用クリームでもOK.少量を薬指にとり、目もとと口もとだけにやさしくなじませる ポイントケアは、保湿ケアの最後におこなう

 

マッサージ
自己流のマッサージは、余分な刺激でシワを増すことになりがち。専用のマッサージクリームと美顔器で行うのがベスト

 

人気のシートパック、たっぷりの水分はどこへ・・・・・・!?
 コットンやシートに、化粧水や美容液をたっぷり含ませてパックするのが人気です。
 いかにもうるおいを与えてくれそうですが、肌に水分をしみこませても、時間とともに蒸発していくだけです。保湿パックをおこなうなら、石膏状に固まり、水で流すタイプがおすすめです。

美肌のための日焼け止め習慣

美肌をつくる肌習慣
 肌老化をくいとめるには、内側からのケアが欠かせません!でも、さまざまな情報をうのみにして、間違ったケアを実践している女性が、じつは驚くほど多いのです。そこで、美肌のために本当に必要な日常生活のポイントをくわしく見ていきましょう。

 

美肌習慣1
毎日のメリハリUVケアで光老化をブロック!
紫外線による老化がシミ・シワ・たるみの原因
 紫外線は、シミやシワ、たるみなどの肌老化の原因になります。小麦色の肌は健康的に見えますが、日焼けは「百害あって一利なし」。
紫外線はとにかく避けるべきです。
 紫外線の影響は、若いうちには気づきにくいもの。そのため「まだ大丈夫」と油断している人が多いのですが、紫外線ダメージは貯金のようなもので、日々蓄積されています。幼いころから浴びてきた紫外線がたまって貯金箱がいっぱいになると、肌老化として一気に現れるのです。
 また、紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)の2種類がありますが、どちらも肌老化の原因になるので、両方を防ぐケアが必要です。

 

1週間の生活紫外線は海水浴1時間分!
 日焼けをするのは、夏のレジャーのときだけではありません。とくに日焼けした覚えがないのにシミが増えるのは、毎日のちょっとした紫外線貯金がたまった結果なのです。
 紫外線は、冬でも、曇っていても、毎日ふりそそいでいます。これを生活紫外線といい、素顔のままで近所へ買い物に行ったり洗濯物を干している間にも、どんどんたまっています。真夏の晴天の日の生活紫外線1週間分は、海水浴1時間分のダメージに相当します。
 紫外線そのものは暑くもまぶしくもなく、浴びている感覚はありません。窓ガラスや薄い衣服も通すので、屋内にても油断できません。

日焼け止めのSPF PAってなんだ?

SPFとは  PAとは
 日焼け止めには、「SPF」と「PA」の2つの表示があります。UVAとUVBの両方を防ぐために、両方の表示をチェックしましょう。

ノンケミカルとは

 紫外線吸収剤ではなく、紫外線をはね返す散乱剤を使った製品がおすすめ。「吸収剤フリー」「ノンケミカル」などと表示されています。

日焼け止めはクリームか乳液
 肌にやさしいのは、スプレーやローションより、クリームや乳液タイプ。普段づかいには、肌に負担になるウォータープルーフは避けます。

 

肌にダメージを与える紫外線は2種類
SPF?PA?
2つの表示の意味を知る

SPF=UVBのブロック効果
 SPF値とは、強いエネルギーで肌を赤くする「紫外線B波(UVB)」をカットする力。「SPF10」という表示なら、UVBを浴びて
肌が赤くなりはじめるまでの時間を10倍に延ばせるという意味です。

PA=UVAのブロック効果
「紫外線A波(UVA)」は、エネルギーは弱いものの、肌にじわじわと浸透します。これをカットするのがPAで、十の数は効果を表します。
 普段づかいならPA+++がよいでしょう。

日焼け止めはできれば使わないほうがいいのです

「肌へのやさしさ」重視のデイリーケア
 日焼けを防ぐことは大切ですが、日焼け止めを肌に塗ることも、肌へのダメージになります。ダメージを最小限に抑えるためには、「UVケア=日焼け止めを塗る」という考えを捨てること。
 季節を問わず、外を歩く時間が2時間以内なら、日焼け止めは使わないほうがいいでしょう。顔には必ずルースパウダーかパウダーファンデーションを塗り、ボディは日傘や手袋、長袖の服で肌を守ります。
 外出が2時間以上の場合は、下のような日焼け止めを使いましょう。
●外出時(2時間以上)の日焼け止め選び●
SPF:10〜20
PA:++
タイプ:ウォータープルーフでない乳液かクリーム
2時間未満の外出なら、日焼け止めなしでOK!
粉おしろい
「UVケア」の表示がなくても、紫外線をブロックする効果は十分
色の黒い長袖
白い服は×。黒に近く、素材は厚手のものがベスト
日傘
服と同様、黒などの濃い色を選ぶ
手袋
ひじまでおおう長さがあると安心

 

高機能の日焼け止めを1本使いきり!
日焼け止めテク1
「これでもか」というくらい厚く、ふんだんに塗る

日焼け止めテク2
水にぬれたら塗り直す。ぬれなくても2時間ごとに重ね塗りする

日焼け止めテク3
約2週間前からビタミンCを十分にとっておくと、シミの予防に
 海や山、旅行のときのスペシャルケア
 一度浴びてしまった紫外線は、確実に肌に蓄積されます。強い日差しにさらされる夏のアウトドアでは、パワーのある日焼け止めが必要です。
ただし、効果が強いものやウォータープルーフタイプでは、クレンジングが必要です。製品の表示どおりに、しっかりクレンジングしましょう。
肌ダメージが強いので、普段の外出時に使いまわすことは避けます。
●レジャーの日の日焼け止め選び●
【ノーマル肌】
SPF:50
PA:+++
タイプ:ウォータープルーフの乳液かクリーム
【敏感肌】
SPF:30
PA:+++
タイプ:ウォータープルーフでない乳液かクリーム


 

液状.クリームファンデは肌をいためる

美肌習慣2
メイクで素肌美人に!
美容液+パウダーテクをマスター

 メイクは、どんなアイテムを使うかによって、肌への影響がまったく違ってきます。乾燥が気になるから、使用感がしっとりしているからと、リキッドやクリームのファンデーションを使うのは間違い。
 リキッドファンデは、乳液のようなものに肌色の粉を混ぜてつくられますが、分離しないように界面活性剤を使っていたり、防腐剤を含んでいます。添加物が多いぶん、肌への負担がとても大きいのです。
 この性質は、クリームやスプレータイプのファンデ、化粧下地でも同じです。「メイク前には下地が必要」というのも誤解。毎日使っていると、肌に少しずつ負担がかかります。

 

 

朝・昼・夜の美容液でしっとりパウダーメイク
 肌をきれいにするには、ルースパウダーやパウダーファンデなど、粉状のベースメイクがベストです。水分を含まないので、防腐剤や界面活性剤などの添加物が少なめのものが多いのです。
 もっとカバー力がほしい日は、スティックなどの練り状(固形)ファンデを。水分を含まないぶん、添加物が少ないものが多いからです。
 また、パウダーメイクを美しく仕上げるには、洗顔後の保湿が重要。
 美容液を塗って15分くらいおいてからファンデを塗ると、肌の油分でしっとり自然に仕上がります。粉浮きする人は、敏感肌用の保湿クリームを下地がわりに使いましょう。

 

ベースメイクを使いわけよう

美しさと肌へのバランスがカギ!タイプ別ベースメイク


休日向けのライトメイク
美容液15分→ルースパウダー

point:肌ダメージはごくわずか
無色か肌色のルースパウダーをチョイス。肌への刺激が最小限に抑えられ、UVケアにもなる

 

オフィス向けナチュラルメイク
美容液15分→パウダーファンデ

point:肌にもやさしく仕上がりも
ルースパウダーよりカバー力のあるパウダーファンデで、ナチュラルメイクで肌にやさしいメイクに

 

週末&夜向けしっかりメイク
美容液15分→スティックor練りファンデ+ルースパウダー

point:ときには美しさ優先で
固形ファンデのあとにパウダーをたっぷり重ね、余分な粉を払い落とせば、陶器のような質感に

ポイントメイクテクニック

パウダーか固型にこだわるポイントメイクテク
肌にやさしいポイントメイクの秘訣は、「落としやすさ」。クリームやリキッドは、界面活性剤などを多く含むうえ、なかなか落ちにくく、クレンジングのときに負担がかかるので避けましょう。

マスカラ
 ボリュームやカール重視の「落ちないマスカラ」は、クレンジング剤でも落としにくく、肌に負担がかかるので、特別な日だけに。
最近では、汗や水に強くてお湯で落とせるタイプも出ているので、仕上がりがきれいで落としやすいものを探してみましょう。

アイライナー
 落ちにくく、細いラインもスムーズに描けるのはリキッドタイプですが、液状のものは肌への負担になります。
 デイリーメイクなら、ペンシルタイプや筆で塗るパウダーのほうが見た目にも自然。リキッドタイプは、特別な日だけに使いましょう。

アイブロウ
 しっかりついて落としにくいリキッドよりも、パウダーやペンシルのほうが肌には○。仕上がりもナチュラルできれいです。
 ペンシルの場合は、先をとがらせすぎると肌をいためるので、先をまるくして使うようにします。

チーク
 顔色をよく、華やかに見せてくれるチークは、シンプルな美肌メイクの強い味方。大きなブラシでさっとつける、パウダータイプが
おすすめです。
 頬を指先で押したりつまんでみて、赤くなったときの色をめやすに選ぶと、自然な赤みできれいです。

メイク直し術

テカリなし、うるおいたっぷりメイク直し術
 朝にはばっちりだったメイクも、夕方までそのままでいると、テカリやヨレ、乾燥などでくずれてしまうもの。なめらかな質感をキープし、肌に負担をかけないメイク直しのコツを覚えておきましょう。

1脂とり紙でしっかり皮脂オフ
 脂とり紙で肌を押さえ、浮き出た皮脂をしっかりとります。脂とり紙は、肌を摩擦しないので安心。皮脂のとりすぎを気にする
人もいますが、とりすぎになるほどにはとれないので大丈夫。

2ルースパウダーで透明感キープ
 パウダーファンデを重ねると、厚塗りに見えてしまいがち。そこでおすすめなのがルースパウダー。白すぎず、粒子が細かいものを、
メイクが落ちてきた部分を中心にパフでかるくのせます。

3美容液でうるおい補給
 秋〜冬にかけてはとくに、日中のカサつきが気になるものです。そんなときは、美容液でうるおいを補給。

1、2のステップのあとに、
油分の少ない美容液を指や手のひらにとってそっとのせます。

 

肌ダメージ大!NGメイク直しテク

クレンジング後にメイク直し
肌をいためるクレンジングは、夜1回だけに。とくにふきとりタイプは、肌ダメージ大

ティッシュで押さえる
ティッシュでは脂がきれいにとれないうえ、繊維で肌を傷つけることも

化粧水スプレーで保湿
乾いた肌に化粧水をつけても、肌はうるおわない。水分の蒸発とともに肌を乾燥させるだけ

美肌は夜つくられる

美肌習慣3
美肌は夜つくられる!6時間睡眠で肌再生を促そう
よい化粧品を使っていても、眠らないと美肌になれない
 スキンケアや食べ物に気をつけているのに肌が荒れるという場合は、睡眠に問題がないかどうか見直しを。
 睡眠は生活習慣のなかでもっとも大切なもので、肌への影響も、食事や化粧品よりずっと大きいのです。
 人間の体の細胞は、夜、寝ているときに生まれ変わります。十分に睡眠がとれていないと、肌細胞の再生がうまくいかず、肌荒れや老化が進みます。睡眠時間は最低6時間、できれば7時間は確保しましょう。
 また、睡眠不足で自律神経の働きが乱れると、ホルモンバランスがくずれ、肌の代謝や免疫力が低下します。その結果、ニキビなどの肌トラブルもおこってしまいます。

リカバリー可能?不可能?
デッドラインは0時半
 睡眠時間が6時間以上とれれば、いつ寝てもよいというものではありません。人間の体には、朝日を浴びると脳のスイッチが入り、その14時間後に睡眠モードに入るという生体時計が備わっているからです。
 そのため、朝7時に起きる人なら、ベストの就寝時間は夜9時です。
 しかし、それではあまりに非現実的ですから、遅くとも0時半までには寝ることを目標にしましょう。実際、それより遅くに寝ている人は、たいてい肌が荒れていることが多いもの。仕事や飲み会などで帰宅が0時を過ぎるような日は、お風呂を省略してでも、早くベッドに入るようにしてください。

美肌を支えるベスト・タイムサイクル


血液は脳に行き、肌細胞には届かない

9:00 出社〜19:00 退社
 仕事や家事に忙しい日中は、テキパキと活動することが優先されます。そのため、体の抹消器官である肌の細胞には血液中の栄養が届きません。

20:00 帰宅〜23:00 身支度終了
 心身をリラックスさせる時間帯なので、パソコンなどで脳を刺激することは避けましょう。お風呂上りの20〜30分後にベッドに入ると、寝つきがよくなります。

23:30 就寝〜6:30 起床
 ようやく肌に栄養が行きわたる時間帯。眠りはじめの3時間は肌再生に欠かせないホルモンが分泌されるので、最初の3時間の睡眠の質が重要。質のよい睡眠のために、毎日同じ時間帯にベッドに入りましょう。

プチ不眠症女性急増中!その原因は・・・・・・

寝つきが悪い、眠りが浅い、眠っても疲れがとれない・・・・・・など、眠りの質が悪い人が増えています。十分な肌再生のために、プチ不眠の原因である生活習慣を見直しましょう!

帰宅後、15分程度の散歩でもOK
1運動不足
 現代女性のほとんどは運動不足。日中に体を動かしていれば、夜はすぐに眠れて、深い睡眠がとれるものです。
 週に2〜3回はウォーキングをしたり、車に頼らず歩く習慣をつけましょう。

2深夜のメールチェック
 パソコンやテレビは脳を刺激します。深夜のメールチェックは、エスプレッソ2杯分の不眠効果があるという説も。ベッドでの読書も夢中で読んでしまうようなものは避けましょう。

3帰宅前のコンビニ習慣
 コンビニの照明は、昼間の太陽光と同程度の明るさです。帰宅前にコンビニに寄ると、脳が昼間とかんちがいして活性化され、帰宅してからも睡眠モードに入りにくくなってしまいます。

4 20時以降のカフェイン
 コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインは、脳を刺激し、覚醒させます。寝る前はもちろん、20時以降は避けましょう。寝る前に飲むなら、ホットミルクやハーブティーに。

5週末の朝寝坊
 起床時間の変化も、不眠の原因に。週末は朝寝坊したいという人も、平日の起床時間プラス1時間程度にしましょう。寝だめをすれば体の疲れは多少とれますが、肌の再生効果はありません。

肌再生力アップ!快眠のコツを身につける

のどが渇いたらハーブティー
カップにアロマオイルを2〜3滴
むずかしい内容の本をチョイス
枕の高さは10〜12cmがベスト
寝巻きはゆるめサイズの綿素材
靴下は睡眠を妨げるので、必ず脱ぐ

 よい睡眠のためには、寝室や寝具も大切。照明は消すかダウンライトにし、厚手のカーテンで外の光や音を遮断して静かな環境を作りましょう。枕は、自然なカーブのものを選びます。
 また、よい香りには精神を安定させる作用があります。アロマオイルやお香でリラックスするのもいいでしょう。

美肌のため食事術 脂漏性皮膚炎に注意

美肌習慣4
毎日のバランス食で大人のツヤ肌を手に入れる

美肌を作るのは「普段着の和食」
 毎日どんなものを食べるかも、美肌をつくるうえではとても大切。
 ビタミンでいうと、ビタミンA・C・E、なかでもビタミンA(βカロテン)が大事です。βカロテンには、

 肌の老化や肌荒れの原因となる活性酸素をとり除く抗酸化物質が多く含まれているからです。βカロテンは、ほうれん草やにんじんなどの緑黄色野菜からとることができます。
 野菜をたっぷりとるには、サラダよりおひたし、洋食より和食がおすすめです。和食なら、大豆製品や海藻、きのこ類などもバランス
よくとれるので、便秘も解消できます。動物性脂肪や油脂も少なく、ニキビが増えることもありません。

 

脂っぽい食事が原因の「脂漏性皮膚炎」急増中!
 日本人は昔から、欧米人のように顔立ちの派手さはありませんが、肌の美しさには定評がありました。日本人の肌はきめが細かく、老化も遅いといわれます。しかし最近、日本人に、脂漏性皮膚炎といわれる肌荒れが増えています。もともと欧米ではよくみられる
皮膚炎で、鼻のまわりなどが赤くなるもの。食生活の欧米化が関係しているといわれます。
 肌のためには、和食、それも玄米、野菜や豆類、海藻といった食べ物がよいのです。シンプルな和食なら、油が控えめで肌によい食べ物を自然にとれます。

美肌食・アンチエイジング食

(美肌の基本・バランス食vsトラブル肌のアンチバランス食)

バランス食1日メニュー例
ビタミンやたんぱく質をバランスよくとれる、和食中心のメニュー。温野菜が多く、油分は控えめ。昼食は弁当が無理なら和定食でもOK。
【朝食】
玄米ごはん、納豆
【昼食】
手づくり弁当(ごはん、鶏そぼろ、卵焼き、さやいんげんのごま和え)
【夕食】
玄米、さんまの塩焼き、ほうれん草のおひたし、かぼちゃの煮物、みそ汁
アンチバランス食1日メニュー例
若い女性に多い洋食中心のメニュー。油が多く、肌荒れや肥満の原因になるパスタやパンがメイン。肌老化を防ぐビタミンも不足
しています。


【朝食】
食パン、ヨーグルト
【昼食】
おにぎり、サラダ、野菜ジュース(すべてコンビニで購入)
【夕食】
トマトソースのパスタ、サラダ、コンソメスープ

 

美肌力を高める3つのキーワード
 美肌のための基本メニューは、P63のようなバランスのいい和食。なかでも積極的にとりたい食材&メニューを知って、さまざまな肌トラブルを予防しましょう!

keyword1
炭水化物よりたんぱく質!肉・魚を1日100g
 ダイエットを気にして肉を食べない女性が多いのですが、それは間違い。ダイエットのためには炭水化物を減らすことのほうが大切ですし、肉や魚を食べなければ肌細胞のもととなるたんぱく質が不足します。
 モモ肉やささみなどの脂身少なめの肉、魚を1日100gは食べるようにしましょう。

keyword2
女性ホルモン様作用で、アンチエイジング
 たるみやシワなどの肌老化を防ぐためには、エストロゲンと同様の作用がある大豆イソフラボンが欠かせません。量は、1日豆腐1/2丁か納豆1パック程度で十分。サプリなどではなく、食品でとるようにします。
 体を冷やす食材は避け、体を温める食材をとることも大切です。

●代表的な温め食材・冷え食材
温・根菜
 ・かぼちゃ
 ・ねぎ、しょうが
 ・いわし
 ・鶏肉
冷・トマト
 ・なす
 ・レタス
 ・きゅうり
 ・かんきつ類

keyword3
1日300gの抗酸化野菜で年中美白
 緑黄色野菜に含まれるβカロテンのほか、ビタミンCにも抗酸化作用があります。緑黄色野菜と淡色野菜を組み合わせて、1日300g
を目標に。おひたしや煮物、和え物なら、無理なくとれます。
 淡色野菜200g
・じゃがいも
・もやし
・カリフラワー
・キャベツ
・さつまいも
・かぶ
・レンコン

緑黄色野菜100g
・ブロッコリー
・オクラ
・小松菜
・かぼちゃ
・にんじん
・ピーマン
・さやいんげん

肌トラブル別食事

肌悩み別・おすすめ食材&メニュー
 食事だけで肌トラブルを改善することはできませんが、トラブルを予防したり、治りをよくするのに役立つ食材・メニューも覚えてくと便利です。
ニキビ
・大根
・梅干し
・玄米
・はと麦

胃腸を丈夫にして内側から改善
 胃腸の調子を整え、便秘を解消するために食物繊維を補給。大根や梅干しは胃腸を丈夫にしてニキビを防ぎます。

おすすめメニュー
ふろふき大根
分厚く切った大根をだし汁などで煮て、みそダレなどを添える
乾燥肌
・わかめ
・ひじき
・のり
・こんぶ
黒の食材でうるおいをプラス!
 ミネラルたっぷりの海藻類には肌にうるおいを与える働きがあるので、温野菜のサラダや汁物にプラスしましょう。
おすすめメニュー
ひじきサラダ
戻したひじきにゆでたきのこやにんじんを混ぜ、ポン酢をかける
くすみ
・しょうが
・豆腐
・納豆
・豆乳
温め食材+イソフラボンを補給
 大豆や豆腐、豆乳に含まれる大豆イソフラボンが効果的。体を温めるしょうがもおすすめです。
おすすめメニュー
湯豆腐
水と豆腐、ねぎや昆布などを入れて火にかけ、ポン酢で食べる
むくみ
・はと麦
・小豆
・冬瓜
カリウムをとって水分を排出
 水分代謝を促す食材が有効。小豆はかぼちゃと一緒に煮物に。はと麦はごはんに炊きこんで。
おすすめメニュー
冬瓜のスープ
大きく切った冬瓜を鶏肉か豚肉と一緒に煮こんで塩で味付け

冷たい飲み物は肌を老化させる

美肌習慣5
水分のとりかたを見直して、肌老化をストップ
冷たい飲み物は肌を老化させる
 季節を問わず、冷たい飲み物をよくとる女性が少なくありません。しかし冷たいものは体を内側から冷やすため、血行が悪くなります。

肌のくすみや、シワ、ニキビなどの肌トラブルに影響することも。
 美容によいと思われがちなミネラルウォーターも同様です。とくに、飲みすぎは厳禁。腎臓で水分を処理しきれず、体がむくんでしまうためです。外国産の硬度の高いミネラルウォーターの場合はなおさらです。ミネラルウォーターは日本人の体には合わず、おなかをこわすこともあるので避けましょう。
 

肌のためには、温かいものをゆっくりと飲む習慣をつけてください。
(冷たい飲み物がよくない理由)
冷たい飲み物で体が冷える→肌のターンオーバーが乱れる→肌老化が進む・シミ・くすみ・シワ
            →基礎代謝が低下する→水分が肌に行きわたらず、乾燥
                      →食べたものが脂肪としてつきやすくなる

 

よくない飲み物習慣

 肌が荒れる、むくみが出る!よくあるNG飲み物習慣

 

×1日1〜2?の水
「美容のためには1日1〜2?の水分」などどよくいいますが、これは間違い。水分をたくさんとっても、肌がキレイになることはありません。のどがうるおう程度に飲んでいれば十分です。

×ペットボトルを携帯
 つねに携帯できるペットボトルは便利ですが、ペットボトルの普及により、飲み物を飲みすぎる人が増えています。むくみの原因になるので、のどが渇いていないときに飲み物を飲むのはやめましょう。

×オフィスのコーヒー、紅茶
 コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、神経を刺激して集中力を高めますが、飲みすぎると胃を荒らし、肌にも悪影響が出ます。
 いつも手もとに置いておくのはやめて、1日2杯までにしましょう。

×ドリンクでコラーゲン補給
 飲み物・食べ物に含まれる成分は、体内で分解・吸収されて形を変え、体中に届けられます。そのため、飲んだコラーゲンがそのまま肌のコラーゲンになることはありえません。

美肌に効くお茶

目的別・肌に効くお茶8種
 最近ではさまざまな種類のハーブやお茶が手に入るようになっています。
 カフェイン控えめの温かい飲み物は肌にとてもよいので、目的と好みに合わせてとり入れましょう。

美白
ハイビスカスティー
 あざやかな赤色のお茶。ビタミンCが豊富なので、シミ予防に効果的。酸味が強く、疲労回復にも役立ちます。カリウムを含むので、利尿作用もあります。

ロースヒップティー
 ハイビスカスティーとブレンドされることが多いお茶。ビタミンCが豊富で、紫外線によるシミ予防に役立ちます。ビタミンA、E、鉄分の補給にも。


 

肌荒れ
はと麦茶
 穀物のはと麦を焙して砕いたもの。香ばしい香りがあって飲みやすく、利尿作用があるのでむくみに効果的。新陳代謝をよくする働きもあります。

 

シワ予防
杜仲茶
 落葉樹の杜仲の葉を乾燥させたもの。副交感神経に働きかけ、血圧を下げるといわれています。コラーゲンの生成を助けるので、シワ予防にもおすすめ。

 

アンチエイジング
ウーロン茶
 中国茶のなかでもポピュラーなお茶。抗酸化成分を多く含み、老化防止に役立つほか、脂質の吸収・排泄を促します。

ジンジャーティー
 紅茶にしょうがのしぼり汁を入れてつくります。血行と、胃腸の調子を改善。甘みがほしければ黒砂糖かはちみつをプラス。
牛乳を入れるとチャイ風に。

 

リラックス
カモミールティー
 カモミールというキク科のハーブの花を乾燥させたもの。甘いりんごのような香りで、ジャーマンとローマンの2種があります。
リラックス作用が有名で、寝る前のお茶に最適。

ジャスミン茶
 中国の緑茶やウーロン茶にジャスミンの花を混ぜたもの。リラックス作用が美肌に役立つほか、口臭予防効果も。

 

 

おやつを食べるなら・・・これ

脂質オーバーは肌荒れのもと!
間食は「和のおやつ」に
甘いものを食べるときは、脂肪分に注意しましょう。洋菓子は、クリームやバターなど、脂肪分が多いものばかり。和菓子なら脂質は少なく、カロリーも控えめです。小豆は、むくみや便秘にも役立ちます。

×高脂質メニュー
ミルフィーユ(1個164g)506kcal・脂質32.6g
アイスクリーム(クッキー&クリーム)(1個120ml)280kcal・脂質18g
かぼちゃプリン(1個150g)348kcal・脂質23.1g
ポテトチップス(1袋70g)393kcal・脂質25.2g
ミルクチョコレート(1枚50g)270kcal・脂質32.6g

○低脂肪メニュー
サラダせんべい(1枚20g)80kcal・脂質1.0g
おまんじゅう(1個50g)141kcal・脂質0.2g
みたらしだんご(1本60g)105kcal・脂質0.2g
どらやき(1個90g)232kcal・脂質2.3g

ストレスコントロールが美肌の条件

美肌習慣6
 ストレスケアで肌トラブルを防ぐ

 現代社会では、誰もがストレスを抱えているもの。しかし、肌への悪影響をかるく考えてはいけません。
 ストレスを感じると、交感神経の緊張が高まります。体内の血液は脳に集中するため、ほかの臓器への血流が不足し、働きが鈍くなります。同時に皮膚への血流も不足し、肌荒れやくすみなどがおこります。
 また、ストレスを感じると活性酸素が発生し、シワやたるみなどの肌老化も進みます。自律神経の乱れから、ターンオーバーも乱れてきます。
 ストレスによる肌トラブルは、化粧品などの他のケアでは治りません。そのため、少しでもストレスを減らす工夫をすることが大切です。


ストレスが原因でおこる肌トラブル
ニキビ
免疫力低下やホルモンの乱れ、便秘などでニキビができやすく、治りにくくなる

肌荒れ
肌への血流不足や不眠、胃腸のトラブルなどで、慢性的な肌荒れがおこる

くすみ
肌の血行不良、肌細胞のターンオーバーの乱れのため、角質が厚くなり、くすむ

シワ、たるみ
活性酸素の影響で過酸化脂質が増え、シワやたるみ、シミなどの肌老化が進む

 

 

ストレスに負けない!大人の女性の3つの習慣

1まずは敵を知ることから!ストレスの原因を把握する
  何がストレスなのかわからなければ、対抗もできません。原因を考え、できる範囲で状況を変えることからはじめましょう。「ストレスなんてない」と思いこむのも禁物。つい無理をしがちな人は、ちょっといいかげんな人を見習う気持ちで、肩の力を抜いて
 みましょう。

2心を変えるには体から
 動いて、食べて、よく眠る!
  体の調子がよければ、ストレスを受けとめる力も強くなります。現代は「動かない」「食べない」「眠らない」生活パターンの人がとても多いのですが、よく動けば、睡眠もよくとれるもの。まずは運動をすることからはじめましょう。

3神経を落ち着かせるテク
 アロマの力をかりる
 心身をリラックスさせることも有効です。よい香りには、人間の感情をつかさどる大脳辺縁系に直接作用し、神経の興奮をしずめます。オイルをカップのお湯にたらしたり、ティッシュに落として枕の下に置くなどして、手軽に楽しみましょう。

●ストレスに効くアロマオイル
・イランイラン
・ローズ
・ペパーミント
・ラベンダー

入浴と美肌の本当の関係

美肌習慣7
半身浴信仰は捨てる!本当に肌にい入浴法とは
長時間入っていても肌がふやけるだけ
 美容法として「入浴」をあげる女性がめだちます。とくに、ぬるめのお湯に長くつかって大量の汗をかく、半身浴が人気です。
 しかし、汗をかけば肌代謝や脂肪の代謝がよくなるわけではありません。半身浴は本来、心臓に負担がかかりやすい中高年向けの入浴法で、美容のためのものではないのです。
 入浴には、ストレス解消効果や筋肉のリラクゼーション効果はありますが、やせたり美肌になることは期待できません。
「入浴だけは欠かさない」という人も多いのですが、肌のためには睡眠のほうが重要。睡眠時間をけずってまで、浴槽につかる必要はありません。


(入浴法、ここを見直す!)
湯温は38〜39度。すっきりしたいときは40度
10〜20分がめやす
肩までしっかりつかってOK
スクワランまたは米ぬか配合入浴剤を

 

(今日から記憶をリセット!入浴と美肌のウソ・ホント)

入浴と美肌のウソ
ウソ1:「代謝アップで美肌に」
 外から体を温め、汗をかいても代謝はあがりません。代謝アップには、運動で自ら体温を上げ、血液循環をよくすることが必要です。

ウソ2:「冷え性がよくなる」
 一時的に血行がよくなりますが、時間がたてばすぐもとに戻ります。そのため、冷え性が根本的によくなることはありません。

 


 

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